Perforce Software社のオープンソースなビルドツール。開発は2003年に止まっていますが、
bjam や omake より判りやすのが特徴。欠点は日本語の解説ページがほぼ皆無。
jam は VC6 時代に作られているので、そのままではコンパイルが通りません。
以下の2ファイルを修正しとりあえずコンパイルが通るようにします。
Makefile の以下の4行のコメントを外し、jam0.exe の後ろに -sMSVCNT=1 を追加。
# NT (with Microsoft compiler) # People with DevStudio settings already in shell environment. CC = cl /nologo CFLAGS = -DNT TARGET = /Fejam0 EXENAME = .\jam0.exe -sMSVCNT=1
VS2010 のパスにスペースが入っているためリンクに失敗するので、LINKLIBS の指定を修正。
"LINKFLAGS ?= \"\" ;\n", "LINKLIBS ?= ;\n", //"$(MSVCNT)\\\\lib\\\\$(I)libc.lib\n", //"$(MSVCNT)\\\\lib\\\\$(I)oldnames.lib\n", //"$(MSVCNT)\\\\lib\\\\$(I)kernel32.lib ;\n", "OPTIM ?= \"\" ;\n",
ここまで修正したら、nmake でコンパイル。
jam のコンパイルに必要な gcc,make,bison をインストール。
Makefile の以下の2行のコメントを外し make でコンパイル。
#CC = gcc # Cygwin - gcc & cygwin CC = gcc CFLAGS = -D__cygwin__ # MingW32
VC 用の jam と区別するために、名前を変えてコピーします。
cp ./bin.cygwinx86/jam.exe /bin/cygjam.exe
jam のコンパイルに必要な以下の3つをインストール。
sudo apt-get install gcc sudo apt-get install g++ sudo apt-get install make sudo apt-get install bison
Makefile の以下の部分に2行追加し make でコンパイル。
#CC = gcc CC = gcc CFLAGS = -Dlinux SOURCES = \ builtins.c \
出来上がったファイルを /usr/local/bin にコピー。
sudo cp ./bin.linux/jam /usr/local/bin